韓国語の学習を始めるにあたり、ハングルを覚える時点で挫折してしまう人も少なくないでしょう。
・文字を見てもパッと発音が思いつかない。
・音では覚えていても文字が思い浮かばない。
そんな人たちのために、今回は効果的なハングルの覚え方を紹介します。
書いてみる
韓国語の基本母音は[아 야 어 여 오 요 우 유 으 이]の10通り、子音は[가 나 다 라 마 바 사 아 자 차 카 타 파 하]の14通りです。
これをなぐり書きで良いので、10回紙に書いてみて下さい。
コツは「ア、ヤ、オ、ヨ、オ、ヨ、ウ、ユ、ウ、イ」と声に出しながら書くことです。
体の複数の器官を使って覚えたことは脳に定着しやすくなり、ただ書くよりはるかに記憶しやすくなります。
声を出しながら書くことで、手(書く)目(見る)口(話す)耳(聞く)の4つを使うことになりますね。
初めのうちは、これを毎日継続することが大切です。
母音を整理してみる
書いているうちに、文字が3つのグループに分けられることに気付きませんか。
[아 야 어 여][오 요 우 유][으 이]です。
最後のグループは長い線が1本ですが、その他のグループは長い線1本と短い線が1本か2本あります。
長い線が縦にある
長い線が子音の右側に縦にある場合、
[아 야] 短い線が長い線の右側→ 「ア、ヤ」
[어 여] 短い線が長い線の左側→「オ、ヨ」
長い線が横にある
長い線が子音の下に横にある場合、
[오 요] 短い線が長い線の上→「オ、ヨ」
[우 유] 短い線が長い線の下→「ウ、ユ」
長い線が1本
長い線が1本の場合、
[으] 長い線が母音の下→「ウ」
[이] 長い線が母音の上→「イ」
このグループ分けを意識しながら読み書きすることで、学習効率が上がります。
単語を覚える
文字はひとつづつ順番に覚えるより、簡単な単語や文章の中で覚える方がはるかに簡単です。
안녕하세요(アンニョンハセヨ・こんにちは)や사과(サグヮ・りんご)、둥물(トンムル・動物)など、初級の学習書には良い例がたくさん紹介されています。
このサイトの基礎カテゴリーでも、簡単に使える単語や文章を紹介していますので、よかったら覗いてみて下さいね。
数の多い子音はもちろん、使いどころの分からないパッチムや合成母音を覚えるのにとても効果的です。
ハングルには子音で終わる文字があり、その子音をパッチムといいます。
基本母音が複数合わさった母音を合成母音といいます。
ハングルで日記を書く
日本語の文章をそのまま発音の近いハングルで書くのも良い方法です。
どの文字を使っていいのか分からないこともあるかと思いますが、好きなように書いて大丈夫です。
ポイントは間違いを気にせずにどんどん書くこと。
将来見返した時、「あ、ここ間違ってるな」と指摘できるようになっていれば上出来です。