「良い」や「好き」の意味を持つ「좋다」と「좋아하다」。どちらも早い段階で学習する単語ですが、とても似ているため使い方を誤りやすいです。
ここでは、間違いやすいポイントを詳しく説明したいと思います。
またここで説明することは、「嫌だ」や「嫌い」の意味を持つ「싫다」と「싫어하다」にも当てはまりますので、セットで覚えるようにしましょう。
前にくる助詞が違う
これが混乱する主な理由ではないでしょうか。似た単語の上、助詞まで違うのですから。
正しい使い方は次の通りです。
「좋다」の使い方
【基本形】名詞 + 이/가 좋다
【ヘヨ体】名詞 + 이/가 좋아요
【ハムニダ体】名詞 + 이/가 좋습니다
直前にパッチムがあれば「이」なければ「가」を使います。
日本語でも「〜が好き」や「〜が良い」という風に使うので、分かりやすいと思います。
「좋아하다」の使い方
【基本形】名詞 + 을/를 좋아하다
【ヘヨ体】名詞 + 을/를 좋아해요
【ハムニダ体】名詞 + 을/를 좋아합니다
直前にパッチムがあれば「을」なければ「를」を使います。
「〜を好む」と言う風に考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
品詞が違う
「좋다」は形容詞、「좋아하다」は動詞です。
そのため、連体形にする際は注意が必要です。「好きな食べ物」はそれぞれ「좋은 음식」「좋아하는 음식」となります。
まだ連体形を知らなくても、品詞が違うことだけは覚えておきましょう。
「좋다」の主語は自分
「좋다」は他人が主語になることはできません。
一方「좋아하다」の主語は誰でもOKです。
「좋아하다」には継続の意味も含まれている
「좋아하다」には、その時点までずっと好きだったという継続のニュアンスもあります。そのため、初めて経験する物事に対しては使えません。
例えば、子どもがお店で初めて見るおもちゃを手にして「이 장난감을 좋아해요.」と言うとぎこちない表現になります。この場合は「이 장난감이 좋아요.」が正解です。
「이 장난감을 좋아해요.」が使えるのは、家でいつも使っているおもちゃを指して「このおもちゃが好きです」と言う場合です。